Evoken Fest 2019 : Эпидемия（Epidemia）4/7 Нити Судьбы（運命の糸）

Evoken Fest 2019、9月1日吉祥寺CLUB SEATA公演のЭпидемия（Epidemia）のセットリストを訳していきます。
今日は4曲目の「Нити Судьбы（運命の糸）」です。
2007年のアルバム、
「Эльфийская Рукопись: Сказание На Все Времена（エルフの手記：あらゆる時代の伝説）」に収録。
このアルバムはメタルオペラシリーズの2作目です。

まずは「あらゆる時代の伝説」の冒頭のあらすじをざっくりと。

1作目の「エルフの手記」で
クセンタロンからの侵略者デイモスを撃退することには成功したが、
いつかまた新たな軍隊を整えて襲ってくるかも知れない。
デズモンドは不安でたまらず、
いっそこちらからクセンタロンに赴いて
今度こそデイモスの息の根を止めようと企てる。
師である老魔術師イルディスの協力を仰いで、
急な退却のせいでデイモスがエルフの宮殿に残していった書物を解読し、
クセンタロンに通じる門を開く魔法を突き止めたが、
執り行うにはあまりにも強大な魔力を要するため、
老練なイルディスでもほんの数秒しか門を開けていられない。
軍隊を連れて攻め入ることは不可能で、
無謀にもデズモンドは親友のトルヴァリドとふたりきりでクセンタロンに赴かんとする。
だがイルディスは最後の最後で魔法を遂行しきれなかった。
デズモンドとトルヴァリドは揃って門に踏み入ったが、
到着したのはそれぞれ別の場所だった。

すぐにメンタル病んじゃう不幸気質のデズモンドくんがノームの捕虜になったりする一方で、
トルヴァリドは首尾よくデイモスの住処である黒い塔に辿り着きますが、
そこは既に荒れ果てており、戦死したと見られる死体がそこかしこに転がっています。
デイモス自身も塔の頂に瀕死の状態で倒れており、
息も絶え絶えに「忠実な部下だと信じていた青竜スカイに裏切られた」と語ります。
ある時天変地異が起こってクセンタロンの太陽は消え、
地上は闇と氷に覆われました。
デイモスさんは己が治めるクセンタロンの民を滅亡から救うために
新たな居住地としてエニヤ侵略を決行したのです。
しかしデイモスに仕えていた青竜スカイには真の主がいて、
エニヤを侵略できず敗退したデイモスはもはや無用と判断し、
黒の塔にてデイモスの軍隊を一掃したのちに、
瀕死のデイモスも死ぬに任せて放置しました。
なんとか合流できたデズモンドにトルヴァリドが、
「こいつ殺すのよさない？
　敵は他にいるんだから協力したほうがいいよ」っつったおかげで、
1作目のラスボスであるデイモスさんが
デズモンドくんの仲間に加わります。
それがこの「Нити Судьбы（運命の糸）」です。